トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は２日、今年２月に発売した台湾初の現地生産ハイブリッド車（ＨＶ）「カムリハイブリッド」を、60万台湾元（約160万円）分をゼロ金利で分割払いできるキャンペーンを実施すると発表した。また同時にレクサスの「RX450h」「CT200h」などの輸入ＨＶ車５車種も、それぞれ100万～180万元分で同キャンペーンを行う（即日〜７月31日まで）ということだ。３日付工商時報が報じた。
業界関係者によると、「カムリハイブリッド」は発売２カ月間は毎月1,100台を超える売れ行きを見せ、同クラス台湾生産車市場でシェア７割を占めていたが、景気悪化で消費意欲が低下したことから、５月に入って販売台数が明らかに減少し始め、６月の納車台数は700台以下に落ち込んだという。これがゼロ金利販売を打ち出す背景となったもようだ。
これについて和泰汽車は、「台湾でゼロ金利はもはや『標準装備』で、特別なものではないが、カムリハイブリッドのさらなるシェア拡大が可能だ」と強調した。なお、同社は７月の新車販売台数目標を今年最高となる１万5,000台に設定しているとされる。
