ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

6月の新車販売3%減、台風・豪雨で客足鈍る【表】


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年7月3日_記事番号:T00038029

6月の新車販売3%減、台風・豪雨で客足鈍る【表】

 6月の新車登録台数は前月比3%減、前年同月比6.6%減の3万278台で、需要期ながら振るわなかった。業界関係者は、11日の豪雨や翌週末の台風5号(アジア名・タリム)の影響で、消費者がショールームに出向いたり、車を購入する気が薄れたためと分析。トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は豪雨と台風で営業日が2日減り、新車800~1,000台の納車が遅れたとみている。3日付工商時報などが報じた。

 各社の新車登録台数は、和泰汽車が前月比13.1%減の9,630台(シェア、31.8%)で、首位ながら5月ほどは振るわなかった。一方、2位の中華汽車工業(チャイナ・モーター)は前月比15.1%増の4,895台(同16.2%)、3位の裕隆日産汽車は同21.8%増の3,572台(同11.8%)で、裕隆グループの合計では和泰との差を1,000台余りに縮めた。裕隆日産は、日産の低燃費、低排出ガス、低騒音の入門モデル「グリーン」シリーズ投入が奏功した。

 上半期の新車登録台数は前年同期比1.8%減の18万5,898台だった。欧州債務危機問題などで消費者の購買意欲が低迷しており、下半期の市況には陰りがみられそうだ。