ニュース 電子 作成日:2012年7月3日_記事番号:T00038034
米半導体大手、マイクロン・テクノロジーによるエルピーダメモリ買収に関連し、半導体メモリー大手、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は、保有するエルピーダ子会社の瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)の株式20%をマイクロンに譲渡することで正式に契約を交わしたと表明した。売却価格は96億9,600万台湾元(約266億円)で、同社の財務状況改善に貢献するとみられる。3日付電子時報が報じた。
パワーチップは1株当り14.03元のプレミアムを上乗せする好条件でレックスチップ株をマイクロンに譲渡することになり、昨年から進めているファウンドリーへの事業転換に必要な資金を獲得でき、大きなメリットとなると業界ではみている。
パワーチップの第1四半期の純損失は55億6,000万元だったものの、ファウンドリー事業は現在受注が旺盛で、第2四半期は赤字が大幅に縮小する見通しだ。
なおパワーチップが現在、唯一汎用DRAMを生産する「P3」工場については、これまでに台湾積体電路製造(TSMC)とマイクロンが買収を検討したものの、交渉が進んでいないと伝えられている。しかしパワーチップは、現在もマイクロンを含めた複数の企業が買収を検討していると強調した。
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