ニュース 金融 作成日:2012年7月4日_記事番号:T00038045
元大金融控股がカナダ系のマニュライフ生命保険(宏利人寿保険)の台湾業務を買収する方向で詰めの交渉を進めているもようだ。前提はマニュライフが台湾に設置した支店を子会社に格上げすることで、金融監督管理委員会(金管会)の認可が下り次第、買収手続きが始動する見通しだ。4日付工商時報が伝えた。
元大金控はマニュライフに対する資産査定に入っており、市場では買収価格が20億台湾元(約54億円)以内で決まるとの観測が流れている。関係者は「買収交渉は今月中にもまとまる見通しで、来週にも朗報が伝わる可能性がある」と述べた。元大金控とマニュライフは公式にはコメントを避けている。
現行規定によると、外資系保険会社が台湾に進出するための条件は、支店(分公司)が資本金5,000万元以上、子会社が20億元以上となっている。マニュライフは既に支店の資本金が20億元を超えており、金管会に申請を行えば、子会社への昇格が認められる見通しだ。
関係者によると、元大金控が生保子会社を設立した上で、資産移転の方式でマニュライフを買収する選択肢も考えられるという。
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