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台湾銀・上海支店、10日にも開業へ


ニュース 金融 作成日:2012年7月4日_記事番号:T00038046

台湾銀・上海支店、10日にも開業へ

 台湾銀行は3日、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)から上海支店の開業許可書と金融業ライセンスの交付を受け、ただちに上海市への商業登記を申請した。早ければ今月10日にも開業できる見通しだ。4日付工商時報が伝えた。

 金融業界関係者によると、商業登記を終えるには通常は約3週間かかる。しかし、中台の金融当局の間で審査に当たっての合意があるほか、既に中国で支店を開設済みの台湾系銀行6行は申請の翌日に許可を得たことなどから、台湾銀行上海支店も3~5日で手続きが完了するとみられる。

 ただ上海支店長に就任予定の顔圭田・台湾銀行上海代表処代表によると、銀監会や中国人民銀行、国家外匯管理局(外管局)、同業者とのネットワーク連結は、商業登記を終えた後に申請する必要があり、すべて完了するには1~2カ月かかるため当面は少額の預金と送金が主な業務になる。

 また銀監会は近く、玉山商業銀行(Eサン・コマーシャル・バンク)東莞支店の開設と国泰世華銀行、彰化銀行の人民元取り扱い業務にも認可を与える見通しだ。

 なお台湾の銀行7行の中国支店は今年、外貨の預金・送金業務が好調で、業績は昨年の数倍に成長すると見込まれている。