ニュース 金融 作成日:2012年7月4日_記事番号:T00038047
金融監督管理委員会(金管会)は3日、株式公開会社が海外でオフショア人民元建て社債(点心債)を発行することを解禁すると発表した。金管会は同時に、台湾の銀行のオフショア銀行部門(OBU)に点心債への優先投資を奨励した。4日付工商時報が伝えた。
企業は関係規則に基づき、中央銀行に外国での債券発行認可を取得した上で、金管会証券先物局に届け出れば、点心債を発行できる。発行先は香港、シンガポールのほかOBU向けの発行を選択できる。
金管会の呉当傑副主任委員は「企業の中国市場での事業拡大資金獲得を支援できるほか、OBUの資金運用効率を高めることにもつながる」と説明した。
金管会の統計によると、OBUの人民元預金残高は各行合計で150億人民元(約1,900億円)となっている。金管会がOBUに点心債への投資を奨励するのは、銀行系列の証券会社が債権の引受業務を担当し、OBUが全額を購入すれば、企業は起債コストを削減でき、結果的に台湾企業への効率的な資金供給につながるためだ。
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