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富士通初のウルトラブック、台湾でも発売


ニュース 電子 作成日:2012年7月4日_記事番号:T00038060

富士通初のウルトラブック、台湾でも発売

 台湾富士通は3日、同社初のウルトラブック(超薄型軽量ノートパソコン)3機種を台湾でも発表した。8月にも新製品を投入予定で、業界関係者は、慎重さで知られる日系メーカーの相次ぐ参入は、ウルトラブック市場に一定の魅力があることの証明だと指摘した。4日付電子時報などが報じた。


3機種とも日本の「匠(たくみ)」の理念に基づいて設計されている(3日=中央社)

 今回発表された新製品は、「SH772」、「SH572」、「UH572」の3機種。「SH772」と「SH572」は富士通が日本で生産したビジネス機種で、ディスプレイは13.3インチ。利用目的に合わせてバッテリーやプロジェクターなどのユニットを交換できる「モバイル・マルチベイ構造」を採用している。価格はそれぞれ、6万9,800台湾元(約19万円)、4万9,800元。一方、「UH572」は、アジア・太平洋地域市場をターゲットとし低価格に抑える戦略で、販売価格は今のところ未定だが約3万元になるとみられる。また、ノートPCなど受託生産大手、英業達(インベンテック)が受注したとの観測がある。

 富士通は、ノートPCの生産委託を2年前から開始したが、自社生産と委託生産の割合は半々で、自社生産割合はソニー、東芝に比べると高い。主に広達電脳(クアンタ・コンピュータ)とインベンテックに発注している。