ニュース 電子 作成日:2012年7月4日_記事番号:T00038061
第2四半期、液晶テレビ需要が世界的に振るわなかったことや、内外のテレビブランドが重要部品の調達を前倒しで行ったことなどから、IC設計業者、聯発科技(メディアテック)と晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)から第3四半期のテレビ用チップ出荷を悲観する見方が出ている。ファウンドリーの台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)の生産量にも減少が見られ、大手テレビブランドが今年の出荷目標を下方修正するとの懸念が高まっている。4日付電子時報が報じた。
台湾ファウンドリー業界の営業担当者によると、サッカーの欧州選手権やロンドン五輪に向けた購買意欲の大部分は既に消化されている上、世界経済には依然、不確定要素が多く、さらにテレビメーカーの部品在庫も消化に2〜3カ月必要な高水準にあることから、ICメーカーの多くは第3四半期の生産量が前期比10%減となるとの予測が相次いでいる。
ただ一部では、第4四半期のハイシーズンに各ブランドは不景気対策として、値下げキャンペーンを実施するとみられ、これに向けて第3四半期に在庫調整が進むことにはメリットもあるとの見方もある。
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