ニュース 金融 作成日:2012年7月5日_記事番号:T00038070
金融監督管理委員会(金管会)は3日、経営に行き詰って同会の管理下にある▽中興銀行▽高雄区中小企業銀行▽花蓮区中小企業銀行▽台東区中小企業銀行▽宝華銀行──の5行について、今月10日で管理を終え、営業ライセンスを取り消すと発表した。5行の営業拠点や資産、負債は既に他の金融機関が引き継いでいる。ただ、営業ライセンスは依然有効で、法人としては存続していたが、今回正式に消滅することが決まった。5日付工商時報が伝えた。
通常の手続きに従えば5行が消滅するのは公告を出してから約1カ月後になる。
5行はいずれも債務超過で経営破綻しており、事業の譲渡に当たっても金融再建基金(RTC)が資金を補てんしたため、清算に当たって債権者らに配分される資産は残っていない。
なお、現在このほか▽慶豊銀行▽中華銀行▽中聯信託投資▽亜洲信託投資――の4金融機関が金管会の管理下にある。このうち亜洲信託を除く3機関が持つ資産の一部はまだ処分できていない。中聯信託が保有する新竹凱撒大飯店(シーザーパーク・ホテル)を含む不動産などの価値は40億~50億台湾元(約107億〜134億円)に上るとみられる。
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