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住宅価格の下落を予測、「1~2年続く」=淡江大副教授【図】


ニュース 建設 作成日:2012年7月5日_記事番号:T00038077

住宅価格の下落を予測、「1~2年続く」=淡江大副教授【図】

 景気低迷により6月は住宅の成約件数が2割減るなどしている中、淡江大学産業経済系の荘孟翰副教授は「今後1~2年間は成約件数が減るだけでなく、価格も下落が続く」との見方を示した。台北市は10~15%下落、その他地域は20~30%の下落を予測している。5日付工商時報が伝えた。

 荘副教授は住宅価格の下落は、地域や過去の値動きに応じて差が出るとみている。既に価格が上がり過ぎていたり、供給量が多い地域は下落幅が大きくなるが、価格変動が小さい台南市や買い手の多い台北市の人気エリアは下落幅が小さいとの予測だ。

 一方、不動産仲介大手、永慶房屋の調査では、第3四半期に住宅価格が「上がる」と答えたのは43%、「下がる」は47%と拮抗したものの、「今後1年間に住宅価格が上がる」と回答した市民の割合は4~6割に上った。

 なお、8月には政府主導で整備される低価格住宅「合宜住宅」の第1号となる新北市板橋区の「日勝幸福站」の抽選が行われるため、7月は台北市と新北市の住宅購入意欲が鈍り、同月の成約件数は前月比1~2割減となる可能性があると永慶房屋は指摘した。