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台プラ主要4社、台塑以外が上半期赤字転落【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年7月5日_記事番号:T00038083

台プラ主要4社、台塑以外が上半期赤字転落【表】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が4日発表した主要4社の上半期税引前損益は、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)以外の3社が赤字に転落した。第2四半期に国際原油価格が23%下落し、石化製品の価格が下がって大幅な損失を出したためだ。6月20日の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)での大規模停電も追い打ちをかけた。5日付自由時報などが報じた。

 上半期の売上高と税引前損益は、▽台塑、887億6,800万台湾元(約2,380億円、前年同期比12.1%減)・利益57億500万元(80.7%減)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)、916億6,100万元(13.4%減)・損失9億8,600万元▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、1,515億6,800万元(0.9%減)・損失24億7,800万元▽台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)、4,356億2,900万元(0.5%減)・損失107億2,300万元──。4社合計では7,676億2,600万元(3.7%減)・損失84億8,200万元だった。

 第2四半期は、▽台塑、414億元(前期比12.5%減)・2億6,900万元(95%減)▽南亜プラ、437億元(8.9%減)・損失27億元▽台化、720億元(9.5%減)・損失61億4,000万元▽台塑化、2,058億元(10.4%減)・損失155億元──。4社合計では、3,630億元(10%減)・損失25億1,600万元(83.9%減)だった。台塑の林建男総経理は、欧州債務危機問題と中国の需要低迷で、ポリ塩化ビニル(PVC)やポリエチレン(PE)などの販売量が減少したと説明した。