ニュース 電子 作成日:2012年7月5日_記事番号:T00038084
米アップルが宏達国際電子(HTC)にモバイル機器のタッチパネルに関する特許を侵害されたと訴えた裁判で、英ロンドンの裁判所は4日、特許侵害には当たらないとして、原告敗訴の判決を言い渡した。5日付経済日報が伝えた。
アップル側は、タッチパネル上で指を滑らせ、ロックを解除する機能など4件の特許を侵害されたと主張。これに対し、担当裁判官は、4件ともHTCによる特許侵害はなく、うち3件の特許は無効だとの判断を示した。
特に指によるロック解除機能は、他社のスマートフォンにも採用されているため、今回の判決で特許無効の判断が示された意味は大きい。特許自体は有効とされた写真管理に関する特許もHTCによる侵害はないとの判断が下された。
判決を受け、アップルは「競争は有益だが、ライバルは独自に技術開発を行うべきで、我々の技術を盗むべきではない」とコメントした。
HTCの広報担当者は、判決に満足しているとした上で、「アップルが市場での競争ではなく、訴訟によって市場で優位に立とうとしているのは非常に遺憾だ」と語った。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722