ニュース 電子 作成日:2012年7月5日_記事番号:T00038085
5日付電子時報が業界関係者の話を基に報じたところによると、アップルは下半期に、スマートフォン「iPhone」の次世代機種のほか、タブレット型パソコンでは7.85インチの「iPad mini(通称)」に加え、今年3月に発表された9.7インチ「iPad」の改良版と複数の新製品を投入するとの観測が出ており、これまでの「1年に1製品発売」戦略を変更する可能性が高まっている。これら新製品が実際に投入されるかは不明だが、事実とすれば、モデルチェンジ周期の短縮や同じ製品で異なるサイズのモデルが投入されることになり、川上のサプライヤーにとっては製品の新旧交代による出荷変動がこれまでより早まるなど、受注見通しに混乱が生じる可能性がある。
部品メーカーは、改良版iPadは▽電力消費性能の向上▽さらなる薄型軽量化などデザイン変更▽発光ダイオード(LED)バックライト設計の調整▽バッテリー過熱問題の改善▽カバーガラスの0.3ミリメートル薄型化──といった微調整にとどまると指摘。発売は早ければ8〜9月とされる。
こうした中、第3四半期の見通しについてアップルのサプライヤーは、改良版iPad向け出荷は7月中に始まり、8〜9月にピークを迎えると予測。今期は現行製品と改良版向けが半々となるが、9.7インチ向け出荷全体としては、前期比で2〜3割減少する見通しだ。ただ、「iPad mini」向け出荷が第3四半期中に始まるとみられ、これを加えるとタブレットPC向け全体としでは前期と同水準になるとみている。
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