ニュース 運輸 作成日:2012年7月6日_記事番号:T00038101
中央銀行が5日発表した6月末時点の外貨準備高は3,912億3,500万米ドルで、前月末から19億6,000万米ドル増えた。前月の57億9,700万米ドルの大幅減少から一転、増加に転じた。林孫源・中銀外匯局長は6月の増加について、投資収益に加え、ユーロなどの主要通貨の対米ドルレートが上昇したことが理由と指摘した。6日付蘋果日報などが報じた。
一方、6月末時点の外資が保有する台湾株式・債券・預金の残高は1,968億米ドルで、前月より43億米ドル減少した。外貨準備高全体に占める割合は50%で、前月末時点から2ポイント縮小し、今年最低を再更新した。過去4カ月で外資が売却した台湾株式・債券は合計249億米ドルに上った。銀行関係者は、欧州債務問題とキャピタルゲイン(株式譲渡益)課税導入審議の影響で、外資の資金引き揚げ傾向が続いていると指摘した。
金融監督管理委員会(金管会)証期局の統計によると、6月の外資による純流出額は3億4,500万米ドルで、同32億9,500万米ドルに上った前月よりは大きく減少した。年初来の累計では29億4,600万米ドルの純流入のため、証期局は今後、外資の台湾投資意欲が再び高まると予測している。
なお、台湾の外貨準備高は、世界4位で変わらず、上位3位は▽中国、3兆3,050億米ドル(2012年3月末)▽日本、1兆2,040億米ドル(12年5月末)▽ロシア、4,521億米ドル(12年5月末)──だった。
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