ニュース 金融 作成日:2012年7月6日_記事番号:T00038102
米投資会社TPGキャピタルのアジア部門、ニューブリッジ・キャピタルは5日、これまで段階的に売却してきた台新金融控股の株式のうち、最後まで保有していた6.55%の株式を総額1億8,150万米ドルで譲渡した。これにより、ニューブリッジは保有していた台新金控の株式をすべて放出したことになる。6日付工商時報などが伝えた。
譲渡価格は1株当たり11台湾元(約29円)で、同日終値(11.4元)に比べ3.5%のディスカウント。譲渡先は明らかにされていないが、台湾の生保大手を含む内外の機関投資家とされる。
ニューブリッジは2006年3月、台新金控の普通株、特別株で合計18%、転換社債70億元相当を取得し、筆頭株主となった。その後、転換社債はすべて現金化、特別株は国泰金融控股、その他株式は台新金控の呉東亮董事長に譲渡するなど、段階的に持ち株を減らしていた。
ニューブリッジは当初、台新金控の彰化銀行買収による潜在的利益に期待して投資したが、彰化銀買収が立ち消えとなったため持ち株を売却したとみられる。
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