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中石化の対中投資計画、申請却下


ニュース 石油・化学 作成日:2012年7月6日_記事番号:T00038111

中石化の対中投資計画、申請却下

 経済部投資審議委員会(投審会)がこのほど、中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)が申請した中国・江蘇省南通市での石油化学プラントへの投資申請を却下していたことが判明した。6日付経済日報が伝えた。

 投審会は「今回申請があった投資計画は、自己資金が全くなく、借り入れ額が会社の純資産の90%を占めており、債務負担が過大で会社の健全な経営に影響を与える恐れがあると判断した」と説明した。

 中石化は今年3月、投資規模が300億台湾元(約800億円)を超える内容の投資申請を行い、財源は3分の1を海外での社債発行で、3分の2を今後設立する子会社の支援による借り入れで賄うとしていた。このうち、海外での社債発行には金融監督管理委員会(金管会)の同意が必要だが、同社の起債計画はまだ認められていない。

 同社では最近、経営主導権争いが浮上しているが、対中投資計画への賛否が対立の一因となった。