ニュース 電子 作成日:2012年7月6日_記事番号:T00038114
中低価格スマートフォン市場の成長を受け、業界では機能フォン(フィーチャーフォン)需要の低下が懸念される中、中国や新興国で依然まずまずの需要を保っていることから、第2四半期の出荷台数は意外にも前期比成長を見せた。また、多くのチップサプライヤーがスマートフォン市場へ転換したことで需給バランスが均衡し、台湾の関連IC設計業者の受注量が再び回復しているほか、顧客も従来の中国ノーブランドメーカーから世界的ブランドへとアップグレードしており、機能フォン淘汰の危機は当面回避されたもようだ。6日付電子時報が報じた。
現在機能フォン市場の在庫水準は正常な状態を維持しているほか、例年のハイシーズンに当たる第3四半期も台湾IC設計業者の業績は月ごとに上向く見通しとなっている。
聯発科技(メディアテック)や晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)をはじめ多くの台湾IC設計業者はこれまで、中国や新興国における機能フォン需要の高まりに大きな恩恵を受けてきた。しかし、現在世界でスマートフォンの低価格化が進んでおり、中国のノーブランド製品も当初の2,000人民元(約2万5,000円)から一気に1,000人民元へ、下半期には500人民元製品も出現する可能性が伝えられており、台湾IC設計業界に危機感が高まっていた。
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