ニュース 電子 作成日:2012年7月6日_記事番号:T00038118
光ディスクメーカーの巨擘科技(プリンコ)などにCD−R(データを1回だけ書き込み可能なCD)などに関する特許を侵害されたとして、オランダ系のフィリップスが起こした損害賠償訴訟の控訴審で、智慧財産法院(知的財産裁判所)はこのほど、原告の訴えを認めた一審判決を支持し、プリンコなどに20億台湾元(約53億円)に利子分を加えた賠償金を支払うよう命じる判決を下した。6日付工商時報が伝えた。
フィリップスとプリンコは1997年6月に特許のライセンス契約を結んだが、プリンコが同年第4四半期から特許使用料の支払いを拒否したため、フィリップスは00年に契約を解除した。その後、プリンコは契約解除を無視し、生産を継続したため、フィリップスが台湾の智慧財産法院で損害賠償訴訟を起こし、10年10月に一審で原告勝訴の判決が出た。
プリンコは訴訟で「フィリップスの特許には進歩性が認められない」などとして特許無効を主張したが、認められなかった。
プリンコは二審判決から20日以内なら上告が可能だ。
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