ニュース その他製造 作成日:2012年7月9日_記事番号:T00038137
ガラス最大手の台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)の林伯実総裁は、過去約3年で200億台湾元(約530億元)を投じた生産拡充の結果、2014年には中台での生産能力が年間500万トンに達し、業界で世界3位に浮上するとの見方を示した。9日付工商時報が伝えた。
同社はガラスクロス、タッチパネル用超薄型カバーガラス、Low−Eガラス(低放射ガラス)、太陽電池用カバーガラス、太陽電池用集光レンズなどの生産能力増強に中台双方で取り組んでいる。
林総裁は「今回の生産増強で、ガラス溶鉱炉の数は現在の36基から48基となり、旭硝子を上回り世界最多となる」と指摘した。
同社の現在の生産能力は年306万トンで、うち従来型製品のフロートガラスが256万トンを占める。生産ラインは中台合計で現在6本あり、生産拡充後は10本に増え、生産能力は62.5%向上が見込まれる。
林総裁は「従来型のガラス製品の粗利益率はどんどん低下しており、中国では供給過剰となっている。ガラスにエコ、エネルギー生産、電子製品用、複合材料などの要素を加え、ガラスの価値を高める必要がある」と指摘した。
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