ニュース 電子 作成日:2012年7月9日_記事番号:T00038139
スマートフォン大手ブランド、宏達国際電子(HTC)が6日発表した第2四半期業績によると、同期売上高は910億4,000万台湾元(約2,400億円)で目標の910億元を上回った。しかし同社は5月に売上高目標を当初の1,050億元から下方修正していたほか、▽欧州での購買意欲低下▽サムスン電子「ギャラクシーS3」の好調▽アップル新機種発売観測による買い控え▽中国の低価格機種ブーム──などを背景に、HTCの第3〜第4四半期の業績に悲観的な見方が証券会社から出ている。7日付工商時報が報じた。
なおHTCが同日発表した6月売上高は300億400万元、第2四半期純利益は74億元、営業利益率は9%となった。
HTCが6月に米国で発売した「One X」、「EVO 4G LTE」はまずまずの売れ行きを見せているものの、米国のハイエンド機種市場は既に飽和状態にあり、下半期は欧州の不調を補うまでには至らないとの見方が強い。
こうした中、同社第3四半期の出荷台数は前期比マイナスの800万台との見方が大勢を占めている。さらに新製品発売が見込まれる第4四半期についても、業界関係者によると、サプライヤーへの発注も現時点では700万台分に減らす予定とされ、今年通年の出荷台数は3,000万台にとどまる可能性も出ている。
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