ニュース 電子 作成日:2012年7月9日_記事番号:T00038141
鴻海精密工業の郭台銘董事長は6日、資金を借り入れるため、自身が保有する同社株式2億1,000万株を銀行に担保として差し入れたと発表した。シャープの液晶パネルの主力工場である堺工場(堺市)を運営するシャープディスプレイプロダクト(SDP)の株式取得代金を支払うことが目的とみられる。7日付工商時報が伝えた。
これに先立ち、鴻海とシャープの提携に関連し、郭董事長はSDPの株式37.61%を660億円で取得することで合意していた。
郭董事長は先頃、1億6,000万株を既に担保として差し入れており、鴻海精密工業に対する郭董事長の持ち株の33.3%に相当する株式3億7,000万株、時価327億台湾元(約870億円)相当を担保として差し入れたことになる。担保価値の60%相当額を借り入れたと仮定すると、借入額は200億元近くとみられる。
市場関係者は、これまでに差し入れた担保で、SDP株の取得代金を借り入れるのに十分で、さらなる担保差し入れはないとの見方を示した。
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