ニュース 電子 作成日:2012年7月9日_記事番号:T00038145
韓国の英字紙、コリア・タイムズ(Korea Times)がこのほど、携帯電話用半導体大手のクアルコムが28ナノメートル製造プロセスによるプロセッサー「Snapdragon S4」の生産を来年上半期からサムスン電子に委託することで協議を行っていると報じたことを受け、市場では台湾積体電路製造(TSMC)が受注を奪われる可能性が指摘されている。これに対しTSMCの孫又文・企業訊息処処長は、「当社の28ナノプロセスは、良品率など多くの面で優位に立っており、競争を恐れない」とコメントした。7日付蘋果日報が報じた。
ある業界関係者によると、TSMCの28ナノ製品は、生産能力不足によって顧客の需要に対応できていないことから、サムスンおよびUMCに相次いで受注を奪われており、米テキサス・インスツルメンツ(TI)なども同様の措置を取るのではとの見方が出ているという。
一方TSMCの孫・企業訊息処処長は「当社は28ナノプロセスの生産能力を積極的に拡充しており、売上高全体に占める28ナノ製品の割合は、前期の5%から今年末には20%に達する見通しだ」と強調した。
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