ニュース 社会 作成日:2012年7月10日_記事番号:T00038147
台湾で墓参りをする習慣のある清明節(4月5日ごろ)前になると、毎年ご先祖さまが100年の時を超えて子孫の夢枕に立ち、願い事を告げるという摩訶不思議な出来事が話題となっている。
新竹市の某国立大学で教授を務める張さん(女性)は、5年ほど前から清明節が近づくたび、清朝時代の役人の姿をした夫の曽祖父の父親が、「自分の骨が入っている骨壷には、他にも8人分が入れられており、狭すぎて首がもげそうだ。何とかしてくれ」と訴える夢に悩まされていた。
理工学博士の称号を持つ科学者の彼女は、迷信のたぐいは一切信じておらず、ご先祖さまの訴えもただの夢にすぎないと放っておいた。ところが、この夢を見るようになって以降、彼女自身が交通事故に遭うなど、家族に不幸が相次いだ。
そこで不安になり、今年の4月に調べてみることにした。しかし何しろ100年以上も昔のこと、一族の年長者に聞いても詳しい事情は知らず、何か分からないかと新竹市政府に調査を依頼した。
すると10年ほど前に道路を作る際、用地に土葬されていた遺体を別の場所に移していたことが判明。そしてその中に、夢に出てきた先祖の骨も含まれており、しかも何と、ほかの先祖8人の骨と一緒に1つの骨壷に入れられていたことが明らかとなった。
その後、「拾骨師」と呼ばれる道教葬礼の専門家に骨壷の中の骨を分別してもらい、9人の骨を別々の壺に移した。今後、張さん一家の不幸が止まるかどうかは分からないが、彼女は「これでぐっすり眠れる」と満足そうだ。
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