連日高い気温が続く中、大手百貨店の夏季セールが好調だ。新光三越百貨は全９館で６月末から行った、クレジットカードで2,000台湾元（約5,300円）以上消費すれば200元のキャッシュバックが受けられるキャンペーンがけん引役となってブランド品や家電製品がよく売れ、10日間の売上高は40億元以上と、目標の30億元を大きく上回った。10日付工商時報が伝えた。
今月18日まで全10館で夏季セール「年中慶」を実施中の遠東百貨（ファーイースタン・デパートメントストアズ）も売上高が既に同50％以上増の20億元を超えており、目標の28億元の達成も視野に入ってきた。遠東百貨関係者は、猛暑のためフードコートなどでの消費額が少なくとも10％以上増えており、懸念されたガソリンと電気料金の値上げの影響はみられないと語った。
一方、太平洋崇光百貨（太平洋そごう）では来店数は増えているものの、売上高は前年同期並みだという。関係者は「冬場に気温が下がると衣料品を買う客が増えるが、夏場に気温が上がっても、来店者は増えるが消費額の増加は限定的」と説明した。
