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出光興産と台塑石化、水添石油樹脂で合弁会社【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年7月10日_記事番号:T00038163

出光興産と台塑石化、水添石油樹脂で合弁会社【表】

 出光興産は9日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)と、水添石油樹脂(アイマーブ)の製造・販売を行う合弁会社を設立すると発表した。両社の折半出資で、今年下半期の設立を予定している。工場は雲林県の台塑石化麦寮工場敷地内に建設し、2014年の完工を目指す。年産4万トン、年商は100億~150億円を見込んでいる。

 台塑石化との提携は、同社が水添石油樹脂の原料であるジシクロテンタジエンを安定的かつ大量に供給できるため。出光興産が技術を提供、および販売を担当し、台塑石化は原料の供給、製造を行う。

 水添石油樹脂は、紙おむつなどに使うホットメルト接着剤の粘着付与剤、ポリオレフィン用樹脂改質剤などに使用されている。出光興産が現在、徳山工場(山口県周南市)で年間1万トン生産している。

 出光興産は、同じ台プラ傘下の台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)とポリカーボネート(PC)の製造合弁会社を設立している経緯もあり、今回の提携に至ったと説明した。