ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年7月10日_記事番号:T00038165
中国鋼鉄(CSC)はこのほど、川下メーカーの輸出拡大に協力すべく、既に据え置きを決定していた8月の台湾市場向け鉄鋼製品価格を、1トン当たり20米ドル、約3%引き下げに改めると表明した。値下げ後の価格は熱延製品で625米ドルとなる。10日付経済日報が報じた。
CSCは「現在世界鉄鋼市場の景気見通しは悪い。値下げにより、輸出が8割を占める川下単圧メーカーの受注を増加させ、域内の在庫消化を促せる」と説明した。
しかし、ある単圧メーカー主管は、「海外メーカーの熱延製品価格は1トン当たり600米ドル以下と、依然CSCより安いため、値下げ効果は限定的」と述べた。
CSCは今月20日に9月の台湾域内市場向け製品価格を決める。川下メーカーは熱延製品で少なくとも1トン当たり20~30米ドル引き下げ、これを7~8月にさかのぼって適用してほしいとの考えを表明しているが、CSCは「検討する」と答えるにとどめている。なお証券会社は、9月の価格を同40米ドル以上引き下げなければ、川下メーカーの受注増を促すのは難しいと指摘した。
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