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犯罪発生率、最も低いのは「木曜日」


ニュース 社会 作成日:2012年7月11日_記事番号:T00038175

犯罪発生率、最も低いのは「木曜日」

 警察の犯罪統計を発生曜日別に見ると、月曜日と水曜日は窃盗、火曜日と金曜日は強盗、土・日曜日は性犯罪が多いということが明らかとなり、「最も平穏なのは木曜日」という結果となった。

 統計によると、昨年台湾全土で発生した性的暴行事件は1,800件で、そのうち32%に当たる578件が土日に起きていた。なお最も発生率が高かったのは土曜日の16.6%で、日曜日は15.6%だった。

 銘伝大学社会・安全管理学系の張平吾教授によると、週末は社交の場に出かけることが多く、さらに夜間にアルコール類を口にして警戒心が低下するといったことが性犯罪が集中する背景となっているようだ。張主任は「犯罪学理論上、被害者が加害者と接触する際に警戒心を解かなければ、犯罪は起きにくい」と指摘している。

 一方、昨年の強盗事件は1,010件で金曜日の発生率が最も高く15.9%。これは会社員が1週間の仕事を終えて気が緩んでいるため狙われやすいということや、週末に遊ぶため、金曜日に「仕事」をする犯罪者が多いことが背景にあるそうだ。なお、金曜に次いで強盗が多いのは火曜日で、全体の15.6%を占めた。

 なお、窃盗は月曜日の発生率が最も高い。これは週末に出かけている際に泥棒に入られ、帰宅後、または月曜日に出勤する際に気づき通報することが多いという事情が影響しているとみられる。

 なお張教授も自分の車を盗まれたことがあるそうだが、やはり統計通り、月曜日の朝に出勤しようとして駐車場に向かったところ、愛車のベンツが跡形もなく消えていたという。

 この統計結果に従い、曜日別に発生率の高い犯罪に応じて対策をとると効果的かもしれない。