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林益世事件に呉副総統関与説、壱週刊報道


ニュース 社会 作成日:2012年7月11日_記事番号:T00038178

林益世事件に呉副総統関与説、壱週刊報道

 林益世・前行政院秘書長が中国鋼鉄(CSC)の取引先企業の原料調達に便宜を図る見返りに賄賂(わいろ)を受け取ったことを認めて辞任し、身柄を勾留された事件で、11日発売の週刊誌『壱週刊』は、事件に呉敦義副総統が関与していることを示唆する記事を掲載した。

 同誌は林前秘書長の収賄を暴露した贈賄側のスクラップ業経営者、陳啓祥氏が「林前秘書長は呉副総統と親しいと公言し、呉副総統のことは自分が全部取り仕切っていると豪語していた」などと報じた。また、陳氏の義父が呉副総統と友人関係にあったとも伝えられた。

 これに先立ち、テレビの討論番組では、時事評論家の胡忠信氏が「事件には国民党幹部のXが関与している。Xが陳氏を林前秘書長に紹介した」などと述べていた。

 呉副総統は聯合報の取材に対し、「あり得ない。でたらめだ」と完全否定し、同誌からの電話取材で「陳氏の義父とは友人関係か」と尋ねられたが、記者は義父の氏名すら答えられなかったと指摘した。


陳冲行政院長は「うわさは証拠を欠くもので、行政院として確認を取る必要はないし、コメントもしない」と述べた(11日=中央社)