ニュース 金融 作成日:2012年7月11日_記事番号:T00038186
台湾銀行上海支店が10日、上海市で開業した。同支店は4月に開業準備が完了していたが、中台銀行業の互恵原則などを理由に遅れていた。台湾銀行を中核とする政府系金融持ち株会社、台湾金融控股の張秀蓮董事長は同日、「今後は天津市や重慶市、四川省成都市、珠江デルタ地域での支店開設を検討する」と意欲を見せた。11日付聯合報が伝えた。
台湾銀行上海支店が入居した1788国際中心ビルの上部には、台湾銀行のロゴと名称が大きく掲げられた(台湾銀行リリースより)
なお中台間の通貨決済業務開始に向けた協議の進展状況について張董事長は、「双方の中央銀行による話し合いの結果が出てからになる」と説明した。台湾銀行はかつて台湾元の発券業務を請け負っていていたことがある上、上海支店のシステムと規格は今後、同業務を担うことを想定して整備していることから、張董事長は「台湾銀行の準備は万全」と話している。
なお、台湾銀行はかつて上海の外灘(バンド)地区に保有していた自行のビルの買い戻しを検討している。ただ現在の保有者、招商銀行に意向を伝えているが、まだ回答は得られていないという。
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