ニュース 電子 作成日:2012年7月11日_記事番号:T00038192
スマートフォン大手、宏達国際電子(HTC)は10日、同社が買収した米グラフィックICメーカー、S3グラフィックスの特許4件に米アップルが有効性に関する再審を請求した問題で、米特許商標庁がこのほど、問題の特許のうち2件は有効だとの判断を下したことを明らかにした。11日付工商時報が伝えた。
S3は現在、米アップルに特許を侵害されたとして提訴しており、特許の有効性が認められなければ、提訴の根拠が揺らぐところだった。
これに先立ち、両社間の特許紛争では、米国際貿易委員会(ITC)が昨年7月、アップルのパソコン用基本ソフト(OS)の「OS X」はS3の特許2件を侵害しているとして、S3の主張を一部認める仮決定を下している。アップルは仮決定に対抗する形で、特許商標庁に特許の再審請求を行っていた。同庁が再審で特許の有効性を認めたのは、昨年7月の仮決定でアップルによる特許侵害が認定された2件だ。
HTCは「特許商標庁の決定を喜ばしく思う。HTCがS3の特許を購入したのは重大で正確な決定だったことが証明された」とコメントした。
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