ニュース 政治 作成日:2012年7月12日_記事番号:T00038202
国民党主席を兼任する馬英九総統は11日、1年後に行われる同党主席改選に立候補する考えを党中央常務委員会で正式表明した。馬総統は「国民党には分裂したり党内闘争を行う余裕はなく、団結と改革によってこそ困難を乗り越えられる」と強調した。12日付聯合報が報じた。
総統と与党主席の兼任は不適切との意見も以前よりあるが、馬総統にとってはレームダック化を防ぐ有効な手段だ(11日=中央社)
馬総統は今年1月に再選されたものの、電力料金大幅値上げと、ガソリン価格抑制措置の解除で支持率を落とし、最近では側近の林益世・前行政院秘書長が収賄で辞任して政権への不信感が高まっている。
こうした状況の下、早い段階で続投意欲を表明したのは、リーダーシップを鮮明にして局面の安定を図ること、および他の候補者の参入を防ぐ狙いがあるとみられる。
国民党主席は1期4年で、再任は1回のみ認められる。仮に馬総統が来年再選された場合、任期は2017年までで、14年の県市長選、16年の総統・立法委員選を引き続き指揮して、影響力を及ぼすとみられる。
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