ニュース 金融 作成日:2012年7月12日_記事番号:T00038210
昨年12月に発足した金融持ち株会社、合作金庫金融控股の次期董事長に16日就任予定の沈臨龍氏は11日、就任後の3大戦略として▽180億台湾元(約478億円)の増資、▽リスク資産比率の削減▽M&A(合併・買収)──を掲げた。資本力増強で財務状況の改善を図る狙いだ。12日付工商時報が伝えた。
増資について沈氏は「9月末には完成する」と表明。戦略パートナーの仏BNPパリバグループから3.5%出資を受け入れ、残りは関連企業が引き受けるとみられる。
ただ沈氏は、180億元の増資では中核的自己資本(Tier1)比率拡大への効果は年末までしか続かず、来年以降に増資をしないのであれば、リスク資産比率を削減していく必要があると述べた。
またM&Aの対象について、傘下の合作金庫銀行が既に300支店を抱えるため「銀行を買収する可能性は低い」とし、保険、投資信託、証券会社などが選択肢となると語った。
沈氏は金融監督管理委員会(金管会)銀行局の前身、財政部金融局出身で、その後民間企業に移り、現在は資産管理会社の台湾金聯資産管理で董事長を務めている。
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