ニュース その他製造 作成日:2012年7月12日_記事番号:T00038215
航空機部品などを手がける漢翔航空工業(AIDC)は11日、イタリアのSicamb社と、ボーイングB787−8型旅客機向け複合材製水平尾翼ウィングボックスの組立部品を共同生産することで契約を結び、Sicamb社から10億台湾元(約26億6,000万円)を超える複合材部品を受注した。12日付工商時報が報じた。
漢翔とSicambは、イタリアの航空機メーカー、アレーニア・アエルマッキが生産を手がけるB787−8型機のウィングボックスの組立部品を供給しており、両社の割り当ては50%だったが、互いの得意分野を発揮するため漢翔が複合材関連部品を、Sicambが金属製のメインスパーを生産することで合意した。
今回の協定について漢翔は、「現在互いに請け負っているB787型機ウィングボックスの組み立てには影響しない。集中生産などにより稼働率が上昇してコストが抑えられ、ウィンウィン効果を生み出せる」とした。
また漢翔は、2013と14年に30~40機分、15年以降は60~70機分の水平尾翼ウィングボックスの組立部品を生産する予定で、すべて合わせると生産額は約25億元になるとみられる。
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