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テレビ出荷成長鈍化、パネルメーカーに影響も


ニュース 電子 作成日:2012年7月12日_記事番号:T00038218

テレビ出荷成長鈍化、パネルメーカーに影響も

 市場調査会社、ディスプレイサーチはこのほど、今年の液晶テレビ世界出荷台数は約2億1,600万台との予測を発表、世界経済の低迷を受けて前年比成長率は5%と昨年の7%から縮小するとの見方を示した。証券会社は、テレビ出荷台数の鈍化が、液晶パネルの友達光電(AUO)や奇美電子(チーメイ・イノルックス)など関連メーカーの業績にも影響する恐れがあると指摘した。12日付経済日報が報じた。

 液晶テレビ出荷台数低迷の原因についてディスプレイサーチは、価格の下落スピードの鈍化が販売台数に影響を及ぼしていること、欧州とアジアで消費者が支出に慎重になっていることを挙げた。また同社の予測によると、今年の液晶テレビ価格の下落幅は4%にとどまり、一昨年の10%、昨年の6%からさらに縮小する見通しだ。

 証券会社は液晶パネル・部品メーカーの第3四半期見通しについて、今年は新学期シーズンのテレビ需要増が見込めないことから、パネルの出荷枚数が増加するのは早くても中国の建国記念日(10月1日)連休向け調達が始まる8月下旬~9月ごろになり、特に同期前半の好業績は期待できないとの見方を示した。