ニュース 医薬 作成日:2012年7月13日_記事番号:T00038236
台湾東洋薬品工業(TTYバイオファーム)の林栄錦董事長は12日、抗がん注射薬の生産能力増強のための桃園県中レキ(レキは土へんに歴)工場の拡張費用を、当初の2億台湾元から5億元(約13億2,000万円)に増やすと明らかにした。生産能力は80万本と当初計画の2倍に拡大する。これにより「9月までに」としていた量産開始時期は遅れるが、10月下旬までには着手したい考えだ。13日付経済日報が伝えた。
中レキ工場での量産開始後、台湾東洋は米国の製薬大手との協力機会を探るとともに、各国・地域の衛生機関から認証を取得して世界の抗がん注射薬の拠点化を目指す考えを示した。
証券会社によると、米大陸における抗がん注射薬の市場規模は約30億米ドル。年間80万本生産すれば毎年の利益は4億~8億元増える見込み。
台湾東洋が米国で提携対象としているのはジョンソン・エンド・ジョンソンとみられるが、林董事長は「現在協議中」としてコメントを避けた。アナリストによれば、中レキ工場拡張はハード面での整備がほぼ終わっており、近く米食品医薬品局(FDA)の関係者が訪台して検査するという。
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