ニュース 石油・化学 作成日:2012年7月13日_記事番号:T00038238
台塑集団(台湾プラスチックグループ)の第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)で6月20日に起きた大規模な停電で操業を中断したプラントのうち、復旧が遅れていた台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)のオレフィン第3工場(年産120万トン)がこのほど操業を再開した。13日付経済日報が伝えた。
オレフィン第3工場では、今月6日に原料の注入が始まり、現在稼働率が80%以上にまで回復したという。
同社は既に蒸気装置も再稼働しており、川下へのエチレン、蒸気の供給を再開した。その結果、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)のスチレンモノマー(SM)第1、第2工場、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)のエチレングリコール(EG)、1,4−ブタンジオール(BDO)の生産も続々と再開された。
石化市場では、イランがホルムズ海峡封鎖も辞さない姿勢を示したことから原油価格が上昇し、それに伴いポリエチレンなど汎用樹脂の相場も上昇している。業界は相場上昇局面でのプラント復旧を歓迎している。
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