ニュース 運輸 作成日:2012年7月16日_記事番号:T00038261
台北市文山区の猫空ロープウエーは、約1年半にわたり休止していた運転を2010年3月に再開した後、既に2年以上が経過したが、累積赤字が2億3,000万台湾元(約6億円)に達しており、「台北で最も損を出している交通機関」となっている。15日付自由時報が報じた。
経営不振の背景には、開通当初のブームが去ったこと、台北市による補完的な観光政策の欠如、ゴンドラの設計不良などが指摘されている。
台北市は今年の夏休み期間、「12歳以下無料」「大人2人の場合、1人無料」とする割引戦略を打ち出した。しかし今年は猛暑が続いているにもかかわらず、ゴンドラ内には空調設備が設置されていないため利用者が少なく、割引効果は出ていない状況だ。
猫空ロープウエーは07年の開通当初こそ2時間待ちの行列ができる人気となったが、翌年、台風の際に支柱下部の土砂が流出して倒壊する危険が生じたため運転を休止した。しかし10年に運転を再開した後に人気が戻ることはなく、今年は5月に1カ月の点検を実施したこともあり通年赤字が1億元を超える見通しだ。
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