ニュース 運輸 作成日:2012年7月17日_記事番号:T00038283
デンマークの海運大手、マースクは、8月1日からアジア欧州航路での運賃を一気に1TEU(20フィート標準コンテナ換算)当たり250米ドル引き上げる。同社台湾法人が明らかにした。長栄海運(エバーグリーン・マリン)、川崎汽船も追随を決めた。17日付工商時報が伝えた。
マースクは今年3月から欧州線の運賃を段階的に引き上げている。需要低迷で下落していた欧州航路の運賃は急速に反発しており、海運各社の業績には追い風となりそうだ。欧州向けの輸送需要は低迷したままだが、マースクが赤字増大に耐えかね、値上げに動いた格好だ。
業界関係者は「これだけ大幅な値上げや頻繁な値上げは過去に記憶がない」と話している。マースクは昨年、アジア欧州航路でのシェアが輸送量ベースで19.4%、輸送能力ベースで39%を占めている。
マースクの追加値上げを受け、長栄海運は8月1日から275米ドル、川崎汽船は375米ドルの値上げを決めた。ハパックロイドは8月15日に250米ドル値上げする。
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