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銀行預金に消費者不利の規定、消基会が指摘


ニュース 金融 作成日:2012年7月17日_記事番号:T00038284

銀行預金に消費者不利の規定、消基会が指摘

 中華民国消費者文教基金会(消基会)が先月下旬、市中銀行10行の預金口座開設時の契約を調べたところ、利子を受け取るための最低残高が設定されている銀行が8行あるなど、消費者に不利な内容が含まれていることが分かった。17日付中国時報が伝えた。

 問題の8行は、▽上海商業儲蓄銀行▽台北富邦銀行▽台新国際商業銀行▽合作金庫商業銀行▽シティバンク(花旗銀行)▽国泰世華商業銀行▽華南商業銀行▽彰化銀行──の各行で、最低残高は国泰世華商業銀行が5,000台湾元に設定されている以外は、いずれも1万元(約2万6,000円)だった。

 消基会の蘇錦霞董事長は「消費者が銀行から融資を受けた場合、借入残高が一定額以下なら利払いが免除されるということはない。預金者への利払いに最低残高を設けるのは非常に不合理だ」と指摘した。

 このほか、長期にわたり預金の預け入れや引き出しがなく、残高も不足している口座を「休眠口座」扱いとする銀行は7行あった。

 さらに、花旗銀行と匯豊商業銀行(HSBC)は、口座開設からそれぞれ1カ月、3カ月以内に解約した場合、手数料が掛かることが分かった。