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MRT信義線、13年末開通へ


ニュース 運輸 作成日:2012年7月17日_記事番号:T00038304

MRT信義線、13年末開通へ

 台北101や台北世界貿易中心(台北ワールドトレードセンター、TWTC)などが立ち並ぶ信義計画区と、南北の大動脈、淡水線・新店線が通る中正紀念堂駅を結ぶ都市交通システム(MRT)信義線(7駅、全長6.4キロメートル)が、2013年末に開通する。台北市政府は周辺住民の要望に応え、東に2駅(1.54キロ)の延長も計画している。信義線は3駅で乗り換えができ、開通によって台北MRTの利便性はさらに高まる。17日付自由時報などが報じた。


郝龍斌台北市長は16日、建設中の象山駅や、駅南側に位置し、台湾固有種の台北カジカガエルが生息する中強公園を視察した(16日=中央社)

 来年末に開通予定の信義線7駅は西から東に、▽中正紀念堂(淡水線、新店線、小南門線と接続)▽東門(新荘線と接続)▽大安森林公園▽大安(文山内湖線と接続)▽信義安和▽台北101/世貿▽象山──。台北101、世界貿易センターのほか、大安森林公園、永康街、建国花市などの観光名所にも行きやすくなり、沿線に商機をもたらす効果が期待できる。

 捷運工程局は16日、来年末の開通予定を表明した。信義線の工事進ちょく率は現在87%に達している。地下トンネル工事はすべて貫通しており、来年2月末に各駅の出口などが、7月末に駅や路面の設備が完成する見通しだ。

 信義線の開通に合わせ地上の信義路では、環境美化を目的に、中央分離帯や歩道に街路樹1,700株以上を植樹する計画もある。

路線延長、来年にも入札募集

 信義線象山駅から東に向かう路線延長では、信義路六段上、社会福祉施設の集積地として整備する計画の広慈博愛園区の2カ所に駅を設ける計画だ。

 陳椿亮・捷運工程局長によると、台北市政府が1カ月以内に公共交通指向型開発(TOD)計画を交通部に提出し、13年に工事請負業者の入札募集、土地の収容を行う予定だ。

 路線延長自体は10年2月12日に認可され、その後の鉄鋼など原料価格の上昇で予算の119億台湾元(約310億円)への増額が行政院経済建設委員会(経建会)に認められた。中央政府と台北市が共同で負担する。