ニュース 社会 作成日:2012年7月18日_記事番号:T00038306
中国全土で販売される若者向け雑誌「新周刊」がこのほど、過去最大規模となる「台湾特集号」を発行した。同誌のほぼ全員を動員して台湾取材を敢行した結果、「台湾で最も美しい風景は台湾人」という印象を持つに至ったことから、これが特集タイトルとなり、台湾でも話題を呼んでいる。
200ページ、15万字で台湾が紹介された(中央社)
実は1999年に「新周刊」が「魅力的な都市ランキング」を特集した際、台北は「よく知らない都市」と評価されていた。それから10年以上が過ぎた今回の特集号の前書きには「台北はわれわれが最も人の温かさを感じる街だった」と記された。
同誌の封新城編集長は台湾特集号について、「10年前に台湾を訪れた時からずっと実現したかった」と語った上で、昨年台湾が中国人観光客に自由旅行を開放したことで「大陸(中国)の読者に本当の台湾を知るチャンス到来を知らせたかった」と企画意図を説明した。
「新周刊」は今回の特別号で、有名な観光スポット、台北101からヒントを得て、▽知っておくべき台湾人101人▽台湾で体験すべき101のこと▽台湾が好き・嫌いな101の理由──といったテーマの記事を掲載し、台湾事情を幅広く紹介している。
そのうち「体験すべき101のこと」では、台湾グルメを堪能することや、台湾語を使ってみることのほか、「迷子」になることを勧めている。
記事によると、台湾で人に道を尋ねると、親切に行き方を教えてくれるだけでなく、知らなければ家族や知人に電話して聞いてくれたり、目的地まで送ってくれる人までいる。
その上で「親切過ぎると思うかもしれないが、中国語が飛び交う街で安心して無防備でいられるのは得難い経験だ」と指摘。封編集長も、中国の読者に台湾には心動かされる人情があることを知ってもらいたいと語った。
中国人の台湾観光開放から400万人近くが訪れた。双方の市民が直接交流を持つことは中台間に真の平和を築くための大きな力となることは間違いないだろう。
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