ニュース 石油・化学 作成日:2012年7月18日_記事番号:T00038323
18日付工商時報によると、台湾中油(CPC)傘下、国光石化科技(KPTC)が、台中港石化工業專業区に年産能力10万トンのメチルメタクリレート(MMA)工場の設置を検討しているようだ。投資規模は100億台湾元(約260億円)以上が見込まれる。
現在、台湾でMMAを生産するのは台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)と中国石油化学工業開発(CPDC、中石化)が出資する高雄塑酯化学工業(KMC)のみで、年産能力は台塑が9万8,000トン、KMCが10万5,000トンとなっている。このため国光石化の工場設置が決定すれば、台湾2位の生産能力を持つMMAメーカーが出現することになる。
国光石化は、▽高い利益率▽高い参入障壁▽長期需要が見込める▽環境にやさしい──の4条件に基づき台湾域内での投資を模索しており、現在4〜6項目が候補に挙がっているとされ、年内にも結論が出る見通しだ。
また「台湾は質、海外は量」を追求する戦略をとる国光石化は、朱少華董事長が先週マレーシアを訪問し、同国ジョホール州に石油化学製品の一貫生産拠点を設置することで地元政府に投資申請を行った。
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