ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年7月18日_記事番号:T00038324
18日付工商時報によると、自動車大手の裕隆集団が今年の昇給見合わせを決定したもようだ。台塑集団(台湾プラスチックグループ)も先ごろ、今年の昇給幅を前年に比べ縮小することを決めており、下半期の景気見通しが不透明な中、従来型産業の給与調整に影響が出ている。
観測に対し裕隆広報部は、「はっきりとしたことは分からない」と回答したものの、内部では既に昇給見合わせの通達が行われたとみられる。また裕隆集団の幹部も「上半期の消費者物価指数(CPI)年上昇率は1.47%で、昨年の当グループ賃上げ率(1.5%)を下回るため、昇給見合わせを決めたのでは」と語っている。
厳凱泰・裕隆集団執行長は年初、「政府は閣僚の報酬を引き上げるべきだ」と発言。さらに郭台銘・鴻海科技集団(フォックスコン)董事長の賃上げ構想に同調する考えを示していた。このため今年、裕隆は率先して昇給を実施するとみられていただけに、今回の見合わせ観測に対しては「厳執行長が何らかの不安要素を感じ取ったのではないか」と驚きが広がっている。
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