ニュース 電子 作成日:2012年7月18日_記事番号:T00038328
フレキシブルプリント基板(FPC)の主要材料となるポリイミド(PI)フィルムの需要が高まり、米デュポンはこのほど、年産400トンの増産計画を発表した。第4四半期にも出荷を開始する。デュポンがPIフィルムを増産するのは少なくとも過去5年で初めてとなる。18日付工商時報が伝えた。
PIフィルムは80%がFPCに、20%が絶縁材に使用されている。FPCに使用されるフレキシブル銅張積層板(FCCL)は、生産コストの30~40%をPIフィルムが占める。PIフィルムのメーカー各社は近年増産を見合わせてきたが、FPC需要の増大を受け、増産に踏み切っている。
現在PIフィルムの全世界での生産量は年8,000~9,000トンで、デュポンのシェアは38%を占める。
PIフィルム業界4位(シェア8%)の台湾メーカー、達邁科技(タイマイド・テクノロジー)によると、今年は最大手のデュポンだけでなく、業界2位のカネカにも増産計画があるという。カネカはマレーシアに工場を新設し、日本、米国、マレーシアでの生産能力を合計で年3,200トンまで引き上げることを決めている。
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