ニュース 社会 作成日:2012年7月19日_記事番号:T00038335
今月27日に開幕するロンドン五輪を前に、台湾代表の第1陣となるアーチェリー、射撃、ヨット、重量挙げの出場選手14人とコーチ10人が18日午前、桃園国際空港から英国へ向けて出発した。
出発する選手たちは空港で戴主任委員(右)より激励を受けた(18日=中央社)
夏休みシーズンに入り、旅行者でごった返す桃園空港に、白いユニフォームに身を包んだ代表選手団が姿を現すと、たちまち周囲の注目を集め、数週間後にはこの中から誕生するかもしれないヒーローをカメラに収めようとシャッター音が相次いだ。
台湾中の期待を背負う選手たちだが、空港ではほとんどがリラックスした表情を見せており、今回の代表団で最年少の余艾玟選手(16歳、射撃)も、「海外に行けてうれしくて緊張はない。平常心で良い成績を挙げたい」と無邪気に語った。
開会式で旗手を務める重量挙げの陳士杰選手も、台湾から初めて105キログラム超級に出場するが、「成績のことは考えすぎず、実力を出し切るようにしたい」と抱負を述べた。ちなみに同選手の体重は歴代旗手最重量の140キログラムで、選出理由について行政院体育委員会の戴遐齢・主任委員は「競技日程を考慮した」とした上で「選手たちが山のように安定したパフォーマンスが出せるように」との期待を込めたと語った。
なお、選手たちは19日早朝にロンドンに到着、選手村入村手続きを済ませた。手続きは問題なく進んだが、コンピューターシステム上のリストにおける台湾代表「中華台北(Chinese Taipei)」の順序が「C」に分類されていることで一悶着が起きた。陳国儀・中華オリンピック委員会秘書長によると、五輪の規定では中華台北の略表は「TPE」で、「T」に分類されることになっており、台湾側の申し入れにより改善された。開会式の入場も「T」の順番になるという。
この後、最多選手を送り込むバドミントン代表を含む本隊が22日、金メダルの期待が大きいテコンドー代表が8月2日に出発する。ロンドンの気温は現在16度前後だそうで、酷暑の続く台湾とは環境が一変する。くれぐれも体調に気をつけて存分に実力を発揮してもらいたいものだ。
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