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水の飲み過ぎが原因、26歳女性失明


ニュース 社会 作成日:2007年11月20日_記事番号:T00003835

水の飲み過ぎが原因、26歳女性失明

 
 台北地区の26歳の女性が、血圧を下げる効果があると誤信して毎日7,000cc(コップ28杯分)の水分を3カ月間取り続け、水中毒を起こした結果、失明した。診察した新光医院腎臓科(台北市)の江守山医師の話として20日付蘋果日報が報じた。

 水中毒とは過剰な水分摂取により低ナトリウム血症を起こす中毒症状。この女性は病院に送られてきた際、通常133~148mEq/Lあるべき血液中のナトリウムイオン濃度が106mEq/Lしかなかった。

 細胞の代謝を調整したり、正常な大きさを維持する働きを持つ血中ナトリウムが急激に低下したことで、細胞が膨化して脳圧が上昇、視覚を司る大脳の後頭葉が出血して視覚信号を解読できなくなったことが失明の原因だという。

 江医師は、風邪をひいた女性が水を飲み続けた結果、急性水中毒で死亡した例を挙げ、1日の水分摂取量は3,000ccで十分だと指摘している。