ニュース 電子 作成日:2012年7月19日_記事番号:T00038354
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は18日、新株発行による現金増資および海外預託証券(GDR)発行により162億5,000万台湾元(約425億円)の増資を実施し、先ごろ決議した60億元の現金増資と合わせ、総額222億5,000万元の資金調達を行うと発表した。これにより債権銀行団が要求する今年の増資条件を満たし、金利引き下げを獲得して返済圧力を緩和したい考えだ。19日付経済日報が報じた。
奇美電は4月、債権銀行団と債務2,000億元余りの返済繰り延べについて合意しており、同社の経営状況が改善すれば、金利引き下げを要求できるとの内容となっていた。
ただ、奇美電は最近株価が低迷しており、この時期に現金増資またはGDR発行を実施した場合、より多くの新株を発行することになるため、業績が黒字転換した際、1株当たりの利益(EPS)に影響が出るとの懸念もある。
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