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中国、民進党に「両岸」使用を要求


ニュース 政治 作成日:2012年7月23日_記事番号:T00038385

中国、民進党に「両岸」使用を要求

 野党・民進党は5月に主席に就任した蘇貞昌主席が、「中国事務部」の再設置と「中国事務委員会」の設置を計画しているが、呉昭燮・同党政策会執行長によると、中国が「中国」の名称を「両岸」に変更するよう強く求めてきているという。22日付蘋果日報が報じた。

 「両岸」は「一つの中国における大陸と台湾の間の台湾海峡両岸」を意味する表現で、民進党は台湾の住民自決を重視する基本的立場から、中国の要求を受け入れない方針だ。蘇主席も以前「中国は中性的な名詞だ。中国自身を含め全世界が中国のことを中国と呼んでいるのに、なぜ台湾だけ別にしなければならないのか」と発言していた。

 ただ、党内からは、「中国事務部」は変更できないものの、「中国委員会」の位置づけや名称は柔軟に考えてもよいといった現実的な意見も出ている。同党立法院議員団もこのほど、今後中台関係にかかわる立法では、「中国」にこだわらず「両岸」の名称を使ってもよいとする決議を行った。