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台湾、WTOで拒否権を行使


ニュース その他分野 作成日:2007年11月20日_記事番号:T00003839

台湾、WTOで拒否権を行使


 台湾は19日、世界貿易機関(WTO)の紛争解決機関(DSB)の上訴委員会委員(判事、定数7)に中国の女性弁護士、張月コウ氏(コウはおんなへんに交)を指名する動議に拒否権を発動した。

 謝発達経済部次長は、「DSBの上訴委員会は非常に重要な機関であり、台湾の権益が不公平な扱いを受けたり、損なわれたりしないようにしなければならない。WTOメンバーは異議を唱える権利がある」と理由を説明した。

 しかし、日米と欧州各国は張氏を含む上訴委員の欠員4人の指名案を20日に採決することを求めている。これに対し台湾は採決の先送りを求めているが、各国の支持は得られていない。

 上訴委員は各国が選考委員会に適任者を推薦し、全加盟国・地域による全会一致で指名することになっている。上訴委員の指名案が否決されたのは初めて。