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サムスンがAMOLED工場拡張、台湾勢はようやく量産へ


ニュース 電子 作成日:2012年7月23日_記事番号:T00038404

サムスンがAMOLED工場拡張、台湾勢はようやく量産へ

 アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル市場は韓国勢の独走状態だが、21日付経済日報が韓国・毎日経済新聞の報道として報じたところによると、サムスングループ傘下のサムスンディスプレーが、スマートフォン「Galaxy」シリーズの好評を受けて、韓国中部・忠清南道牙山の第5.5世代AMOLED工場の拡張工事を行うことを決めた。台湾の液晶パネル大手の友達光電(AUO)、奇美電子(チーメイ・イノルックス)も、AMOLEDに注力しているものの、これ以上引き離されないためには生産能力の拡充と技術力の向上が求められる。

 サムスンディスプレーの拡張工事は下半期に着工し、来年の第1四半期には新ラインが稼働するとみられる。月産能力は3万2,000枚増加する見通しだ。

 一方、AUOは、第3四半期に量産を開始できる見込みだ。初期の生産規模は大きくはないが、まずはノキアおよびソニーなどの携帯電話メーカーに出荷する。また、奇美電は、現在研究開発(R&D)の段階で、下半期の出荷を予定している。